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賃貸のアパートやマンションの原状回復で網戸はどう扱うのか

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夏になるとエアコンを掛けずに窓を開けて網戸にして、扇風機を回すこともあります。
今ではほとんどの物件に網戸がありますが、もし網戸が破れたらとても不便です。

小さな虫が入って来たら困りますし、すぐに修理しないと暑くても窓が開けられなくなってしまいます。

では賃貸のアパートやマンションで、網戸の張り替えが必要な時に、費用の負担は貸主と借主のどちらになるのでしょうか?

契約内容やその時の事情によっても違います。

この記事では入居中に網戸の修理が必要な時や、退去する時の網戸の原状回復について解説します。

入居中の網戸の張り替えは入居者が負担する

網戸は消耗品として扱われるので、入居中に劣化して敗れた時には入居者が修理の金額を負担しなければなりません。

しかし入居して1ヵ月も経たない状態で、網戸が自然に破れた時にはどうなるのでしょうか?

入居してから少ししか経っていいないのに、オーナーから網戸は消耗品なのであなたの負担で直してくださいと言われたら、入居者は納得しにくいと思います。

入居し立てで入居者が故意に壊したのでなければ、大体の場合にはオーナーの負担で張り替えることになります。

というのも以前の入居者の時から既に劣化していたので、良識のあるオーナーなら入居したばかりの人に張り替えさせるのはおかしいという見方に同意してくれます。

しかしペットを飼っていて、爪とぎのために網戸に穴を開けてしまったり、自分でうっかり寄り掛かって破いてしまった場合には、入居者の過失になるので、入居したばかりでも何年か経っていても自分で修理の費用を支払う必要があります。

網戸の張り替えに関しては契約書を確認する

賃貸のアパートやマンションにおいて、網戸をどのように扱うかは法律で定められていません。

賃貸物件であれば借主と貸主との間で賃貸契約が交わされているので、網戸をどう扱うかについては賃貸契約書に書かれています。

建物の中の部品については取り替えられる消耗品なのか、設備として扱うのか、補修の義務などが契約書に書かれています。

賃貸契約書に網戸に関する記載が詳しく書かれていない時には、トラブルになりかねないので、オーナーや管理会社に相談してみましょう。

しかし賃貸契約では網戸は消耗品として定められることが多く、基本的には入居者の負担で張り替えなければなりません。

入居中に網戸の修理が必要な時には管理会社に相談する

ペットや自分の過失で網戸を破いてしまった時に、賃貸契約書で網戸が消耗品として書かれていれば、入居者が自分で張り替えをしても問題にはなりません。

しかし張り替える前に管理会社やオーナーに相談してみると良いでしょう。
というのも契約書には消耗品と書かれていても、オーナーが善意で張り替え費用を出してくれるケースもあります。

しかし契約書で網戸が設備として定められていれば、入居者が自由に張り替えることはできません。
修理が必要な時には管理会社やオーナーが行うので、網戸の壊れている箇所を連絡しましょう。

どうしても我慢できない時に、連絡せずに自分で修理してしまう方もおられますが、管理会社やオーナーに連絡をしないで、自分で業者に頼んでしまうとトラブルになりかねません。

消耗品として扱われていればあらかじめオーナーに預けているお金を使って張り替えますが、勝手に業者を頼んで管理会社やオーナーに知られると良く思われずに、問題視されるかもしれません。

また網戸が設備として定められているのなら、入居者が勝手に設備を取り替えることは出来ないので、オーナーに許可を求める必要があります。

入居者が退去する時の原状回復と網戸の扱いについて

賃貸のアパートやマンションに住んでいる人ならいつかは退去します。
入居した時にはキレイな網戸でも、月日が過ぎれば劣化し、退去する時にはボロボロの状態になっている場合もあります。

賃貸のアパートやマンションを退去する時には、入居者には原状回復の義務があります。

原状回復とは入居した時と同じ状態に戻すことを意味していますが、長年使って劣化や変化したものは原状回復の対象にはなりません。

また原状回復では入居者が壊してしまった部分を元に戻さなければなりません。
しかし壊したり酷く汚したりした部分が無ければ、入居者が修繕する必要はありません。

入居者が網戸をわざとに壊したり、子供やペットがいたずらして壊した時には、退去する時に修理しなければなりませんが、こうした事情でなければ、網戸が破れたとしても自然劣化によるので、入居者が張り替えを行う義務はありません。

ただし穴が開いているなどの破損した箇所がある時には、管理会社やオーナーに報告しておいた方が良いでしょう。

また自分の不注意で壊してしまい、自分で修繕をする時でも、前もって管理会社やオーナーに連絡しておくべきです。

連絡すれば修理費用は入居者が負担して、業者の手配は管理会社が行ってくれます。
費用は前もって預けてある敷金の中から支払われます。

網戸の張り替えをする時の金額について

網戸が破れた時の張替えにかかる金額は、普通の大きさの網戸であれば5000円ぐらいで、小さい網戸だと3000円ぐらいと言われています。

もし網戸がそってしまい建付けが悪くなり、網戸のフレームごと交換しなければならない時には2万円ぐらいの予算を見ておいた方が良いでしょう。

しかし網戸の網を張り替える費用には、8年の耐用年数が加味されます。
また網戸のフレームは15年が加味されます。

そのため網戸の張り替えにかかる金額が5000円だとしても、既に4年間使っている時には5000円×(8年÷4年で5割)なので入居者が支払う金額は2500円になり、残りの2500円はオーナーが支払います。

また10年使った網戸のフレームを交換する時には、20000円×(15年÷5年で3割)で7000円を入居者が支払い、13000円をオーナーが支払うことになります。

たとえ網戸が破れた理由が過失によるものでなく、自然な劣化であっても管理会社に報告した方が良いでしょう。

前もって報告しておかないと、入居者が自分で壊したと思われて修理の費用を全額請求されるかもしれません。

 

C.i.P株式会社は、東京都練馬区を中心に原状回復やハウスクリーニングを承っております。当社は、スピード感のある原状回復を心掛けております。空室の期間をなるべく短くしたいオーナー様・管理会社様は、ぜひ当社におまかせください。

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