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原状回復とリフォーム、リノベーションで行う工事の内容について

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賃貸物件で生活している人が退去するときに、必ず原状回復をしなければなりません。しかし物件によってはリノベーションやリフォームを選択した方が良いこともあります。

これまで賃貸契約をしたことがない人にとっては、原状回復やリノベーション、リフォームの相違がよく分からないことがあります。最近では、リノベーションを条件に物件を借りる人も多いので、違いを知っておくことは大切でしょう。

この記事では、原状回復とリノベーション、リフォームの違いについて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

原状回復について

原状回復とは、賃貸物件を入居する前の状態に戻すことです。賃貸物件では原状回復してオーナーに返す義務があり、賃貸契約を交わすときの条件にもなっています。

賃貸契約書には原状回復について内容が記されているので、契約するときには必ず目を通して、問題点を見つけたら契約する前に話し合う必要があります。

原状回復で行う工事では、入居したときに取り付けた設備を撤去したり、入居者が設営した配線を取り外す作業も行います。また新しく貼った壁紙やカーペットを処分する作業も行います。

原状回復の作業では、入居前の状態に戻す工事が前提にしています。そのため、劣化したクロスや床などを張り替える工事は、全体的ではなく部分的になる可能性があります。また貸店舗を退去するときの原状回復では、共有スペースは作業の範囲外になります。

エレベーターや廊下などはオーナーが負担することになっています。自然劣化は原状回復の対象外ですが、入居者がわざと或いはうっかりして付けた傷は、入居者に修理代が請求されます。

貸店舗や事務所など、喫煙をする場所では臭いが壁に染みついているので、自然劣化に関係なく修繕費用を請求されることがあります。

原状回復するときに気を付けること

原状回復を行う業者は、あらかじめオーナーによって決められている場合がほとんどです。施工業者については契約書に書かれているので、入居者は契約前に内容をチェックしておきましょう。

また、原状回復の工事は退去日までに終わらせる必要があります。貸店舗や事務所でれば、作業に約1ヵ月必要なため、早めに業者に連絡しなければなりません。依頼するとまず見積もりも取ることになるので、退去日から2カ月前には業者と話を付ける必要があります。

見積もりをするときには、原状回復に含まれていない内容が記されているケースもあります。高額な請求を防ぐためには、見積書の内容を細かく確認して、不明な箇所を見つけたときにはオーナーと話し合うようにしましょう。

原状回復とリフォームは異なる

原状回復は、退去するときに入居する前と同じ状態に戻す工事を指します。一例として貸店舗であれば、入居者が設備を新しくしたり、パーテーションで仕切るなどをしますが、退去するときにはすべて撤去して元の状態に戻さなければなりません。

また、使用中に付いた傷や汚れも直して、キレイな状態に戻す必要があります。一方で、リフォームは設備が壊れて使えなくなったときに部分的に直したり、新しい設備と取り替える工事のことを指します。

リフォームは壊れて使用できなくなった設備を、使える状態に戻すようなイメージです。簡単にいうと、入居する前の状態に戻すのが原状回復で、壊れた箇所を直したり新しい設備と交換するのがリフォームになります。

リフォームとリノベーションは同じではない

リノベーションとは、部屋を全面的に改修して、間取りを変えたり、使い勝手を良くする工事のことです。また、中古物件を購入してから内装や設備を新しくする工事も行います。

一例として、古い家を買い取ってカフェにしたいときに、古民家リノベーションをすることで、工事にかかる費用を抑えることができます。

リフォームとの相違点は、工事の内容と範囲です。リノベーションでは、配管を新しく取り換えたり、間取りを作り変えるなど、工事する範囲が広くなります。

また、最新の設備を取り付けて使い勝手を良くすることも多いです。一方で、リフォームは工事する場所が限られており、劣化した部分をもとに戻す工事なので、マイナスからゼロに戻すイメージです。

リフォームは設備を使えるように修理するだけの作業になります。

リフォームの長所と短所

リフォームはリノベーションと比べると、小規模で作業できるのが長所です。リフォームは工期を短くできるので、工事にかかる費用も抑えられます。

大掛かりな工事は必要ないという人は、リフォームで部屋や店舗の印象を変えるだけで十分かもしれません。リフォームするときの短所は、工事をリフォーム業者に頼むことがほとんどですが、リフォーム業者によって、強い部分が異なる点です。

まずは、どの場所をどのように変更したいのかを決めましょう。そのときは予算も検討しておく必要があります。そのため、リフォーム業者に依頼するときには、自分が望む作業の実績がある会社に頼むと安心できます。

ただし悪徳なリフォーム業者もいるため、複数社に見積もりを依頼して総合的に判断することが大切です。リフォームは業者との話し合いが非常に大切です。

接客態度が悪いリフォーム業者は避けるようにして、気持ちよく依頼できる会社を見つけましょう。またリノベーションと同様に、賃貸物件の場合は原状回復を行う必要があります。

入居者がリフォームしてから、退去するときにもとに戻す必要があるのか、工事を頼む前にオーナーと話し合うことをおすすめします。

まとめ

今回は原状回復とリノベーション、リフォームの違いについて見てきました。部屋を借りる前の状態に戻すのが原状回復やリフォームで、リノベーション工事はもとの状態以上のものに作り変え、部屋の価値を高める効果があります。

建物が完成してから時間が経ち、設備や内装が古くなっている状況であることも少なくありません。そういうケースでは、高い費用がかかっても原状回復ではなく、リノベーション工事を選択することをおすすめします。

 

C.i.P株式会社は、東京都練馬区を中心に原状回復やハウスクリーニングを承っております。当社は、スピード感のある原状回復を心掛けております。空室の期間をなるべく短くしたいオーナー様・管理会社様は、ぜひ当社におまかせください。

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