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ー原状回復で床を修繕するときに費用を負担するのは誰かー

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長く賃貸物件で暮らしていると、床や壁に傷が付く可能性が高くなります。家具を置いた跡や、物を落としたときにできた穴は、原状回復をする必要があります。

賃貸物件のフローリングにできた傷やヘコミは、自己負担で修繕するのか不安に思う人も多いことでしょう。

 

この記事では、原状回復でフローリングに傷がついてしまったときの費用は誰が負担するのか、また傷をつけてしまったときの対処法について紹介しています。

 

床がフローリングの物件で暮らす利点

床がフローリングであれば、部屋が明るくなりお洒落なイメージがあり、特にホワイトの床にすれば、部屋全体が明るくなります。フローリングは木を使っているので、家具との相性も良く、垢抜けた部屋に仕上がります。

床がフローリングの部屋は、カーペットや畳のようにホコリやゴミが奥まで入り込むこともなく、掃除にかかる手間と時間を減らせます。フローリングの表面をモップで撫でるだけで、汚れやゴミが取れるので、メンテナンスがしやすく、キレイな状態を維持できます。

フローリングは、カーペットや畳と比べると、ダニが発生しにくい特徴があります。

部屋のなかに埃や食物のくずがあると、ダニの餌になり繁殖しますが、掃除がしやすいフローリングはダニの心配がないため、小さな子どもやペットがいる家庭に人気があります。

 

床がフローリングの物件で暮らすときの注意点

フローリングは木材なので、虫に食われる危険性もあります。特に、シロアリは床を侵食し、フローリングの寿命を短くするので、害虫を見つけたら直ちに駆除することが重要です。

フローリングは、自然な劣化によって変色することもあるので注意が必要です。例えば、リビングに家具を設置しで、模様替えのときに家具を動かすと、床の色ムラが気になることもあります。

フローリングは床材を連結させて頑丈にしてはいるものの、固定が不十分だと隙間ができて床鳴りができることも注意しましょう。隙間を修繕すれば床鳴りを改善できますが、湿度が高い時期には、木の伸縮作用があるので、ある程度は隙間を残す必要があります。

フローリングは足元が冷えやすいことも注意点で、冬には厚手の靴下やスリッパを履いたり、カーペットを敷くなどの対策をします。

また水に弱い特徴があり、水分を吸収して表面が変色したり、膨張する危険性があります。ジュースをこぼして放置した汚れは、原状回復のときに入居者の負担で修繕することになるので注意が必要です。

 

床の傷と原状回復の負担について

賃貸物件の退去時に、フローリングに付けた傷について、入居者が費用を負担するケースと、大家さんが負担するケースがあります。

原状回復では、入居者がわざとあるいはうっかり、注意しないで付けた傷については費用を負担することになります。

床に物を落として付けてしまった傷やヘコミなどは、入居者がわざと付けたわけではなくても、不注意で生じた傷として扱われるので、原状回復では入居者が費用を支払います。

日常生活のなかでできた、フローリングの細かい傷についてはケースバイケースです。

例えば、家具を動かしたときにできた細かい傷や小さな傷は、入居者が不注意で付けたと見なされ、原状回復の費用を負担しますが、家具を設置した場所のヘコミは、普通に損耗したと見なされ、大家さんが負担することになります。

もしフローリングの寿命によって、床の表面が剝がれたのであれば、自然な劣化になるので、大家さんが原状回復の費用を負担しますが、イスのキャスターや家具を引きずったことで、フローリングの表面が剝がれたときには、入居者が原状回復の費用を負担しなければなりません。

フローリングに飲みこぼしたジュースやスープをそのままにしておき、変色したケースでも原状回復の費用は入居者が支払うことが多いです。

一方で、物件の雨漏りによって床が変色したり、傷が付いたときには、入居者の責任とは言えないので、大家さんが原状回復の費用を負担します。

また、日焼けによって変色したフローリングや、家具を設置した跡を修繕するときにも、原状回復の対象とは見なされません。

 

フローリングに傷がついたときの対処法について

細かい傷であれば自分でも修繕できる、大家さんに見つかる前に直したほうが原状回復にかかる費用を抑えられると思う人もいます。

しかし、基本的には物件の借主である入居者が修繕してはいけません。フローリングの傷をどう扱うかは、貸主である大家さんや管理会社が決定します。

 

ホームセンターやインターネットで探せば、床の傷を修復するクレヨンやパテなどが販売されており、自分でもできますが、仮にそれらのアイテムで修復しても、退去時にプロが見に来たときには、素人が修復した跡はバレてしまいます。

また経験のない人が修復すると、かえって状況を悪化させてしまうこともあり、余計に費用がかかってしまう恐れもあるので危険です。近年では自分で勝手に修繕することを許可していない物件が多いため注意しましょう。

 

退去時に原状回復が必要なケースでは、大家さん主体で工事を行い、かかった費用が敷金から引かれます。

敷金を多く戻してもらうために、入居者が前もって補修会社に頼んで、原状回復を済ませることも可能ですが、大家さんの希望に合わないとトラブルになるケースもあります。

前もって修繕するときには、大家さんとの交渉や知識が重要で、どこまで修繕すれば敷金が多く戻ってくるかを知っていなければなりません。

敷金と補修費用の関係を知っていないと、最後に余計な費用が発生する可能性もあり、素人では難しいことが現状です。

 

そのため、賃貸物件は通常は入居者が修復することは不可能で、前もってリフォーム会社に頼んで工事してから退去するという方法も理想的とは言えません。

床に付けた傷については、誠実に大家さんや管理会社に打ち明けて話し合う方が良いでしょう。

特に大きな傷を付けてしまったときには、すぐに連絡することが不可欠で、時間が経つと傷がより広がってしまう可能性があることを覚えておきましょう。

たとえ小さな傷でも自分で勝手に修繕することもできないので、修繕する前には、大家さんや管理会社とよく話し合いましょう。

 

C.i.P株式会社は、東京都練馬区を中心に原状回復やハウスクリーニングを承っております。当社は、スピード感のある原状回復を心掛けております。空室の期間をなるべく短くしたいオーナー様・管理会社様は、ぜひ当社におまかせください。

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