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ー原状回復で床を修繕するときに注意することとかかる金額ー

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近年では和室の畳の床を、フローリングに変えてから貸し出す賃貸物件が増えています。入居者のなかには、床がフローリングの物件を探す人も多いことでしょう。

しかし、フローリングに傷が付くと、退去するときに修繕の金額を求められることがあります。

この記事では、賃貸物件において退去時の原状回復と注意点、修繕するときに必要な金額の相場について紹介しています。

 

賃貸物件のフローリングの床について

フローリングには、単層フローリングと複合フローリングの2つのタイプがあります。

単層フローリングとは、天然素材の一枚板でできたフローリングのことで、木独特の湿度をコントロールする機能もあり、古くなってからの味わいも見て取れます。

複合フローリングとは、薄くカットした木材を数枚重ねてできたフローリングです。単層フローリングと比べると種類が多く、傷や汚れを付着しにくくする加工ができるメリットがあります。

複合フローリングの値段は比較的安いので、一般的に賃貸物件では、複合フローリングを採用することが多いようです。

 

賃貸物件の床におけるフローリング以外の素材とは

賃貸物件の床で、フローリング以外にはクッションフロアで仕上げることがあります。クッションフロアとは、ビニール素材のシートでできた床で、防水機能が高くデザイン性に優れているので、賃貸物件で人気があります。

フロアタイルとは、塩ビ製のタイルでできた床材で、表面に傷や汚れが付きにくいメリットがあります。カーペットは、毛足のある床材のことで、冬場に素足で歩いても温かいというメリットがあります。

賃貸物件でカーペットを採用している物件は、築年数が古い部屋である可能性が高いようです。

 

賃貸住宅と原状回復について

賃貸住宅を退去するときには、原状回復を行わなければなりません。

しかし、修繕にかかる金額をすべて入居者が負担するわけではありません。入居者はわざと或いはうっかりして付けてしまった傷や、掃除をせずに放っておいた汚れや傷の修繕のみを負担します。

部屋の自然な劣化が原因の修繕は、大家さんが修理金額を負担します。そのため、大家さんの都合で全体的にリフォームするケースでは、入居者が修繕金額を負担することはありません。

原状回復に必要な金額は、前もって大家さんに預けた敷金のなかから引かれます。修繕する傷が大きくなければ、残りの敷金が戻ってくる場合もあります。

しかし、大家さんや管理会社の対応が悪いと、原状回復に関係ない部分まで工事をして、高額の費用を求められるケースもあります。

負担しなくても良い原状回復の金額を請求されないように、工事の内訳や金額を確認することが大切です。

 

原状回復の金額を不正に請求されないように注意する

賃貸住宅の床の傷に関しては、入居する以前からあった傷まで、原状回復で金額を求められるケースもあるため、しっかりとしたチェックが必要です。

新しい部屋に引っ越したばかりのときは、忙しいと思いますが、現実に気持ちを戻して確認することが大切です。床の傷や汚れを発見したときには、契約から入居するまでの期間に修繕や掃除が入るのかを、管理会社や大家さんに確認しましょう。

もし床の傷を直していないときには、状況によっては自分が入居してから悪化する可能性もあります。傷の大きさや深さをチェックして、修繕について相談するか、別の部屋を探すことも考えましょう。

特に入居したばかりで家具もなく、人も住んでいないときに、部屋の確認をすることが重要です。引っ越し業者が入る前に、確認を終えるようにして、管理会社の担当者や大家さんの立ち合いの元で、床の傷を一緒に見ると安心できます。

担当者や大家さんが立ち会ってくれないときには、傷や汚れを写真に収めておきましょう。なるべく早く管理会社や大家さんに連絡して、情報を共有すると原状回復のトラブルを避けられます。

退去するときには、管理会社や大家さんが原状回復を行う部分を確認し、修繕工事の見積書が、あとから入居者に郵送されます。入居者が何も言わないと、管理会社や大家さんだけで確認することになり、身に覚えのない傷や誰かが壊した部分まで見積もりに含まれる可能性もあるので注意しましょう。

 

原状回復で床を修理するときの金額

賃貸住宅のフローリングを修繕する工事では、傷がついた場所だけを補修する方法と、既存のフローリングを剥がして、新しく張り替える方法があります。

部分的に補修するときには、大きさや深さによっても金額が異なりますが、一箇所につき5千円から6万円が目安になります。一方で床を張り替えるときには、1平方メートル当たり1万円程度の金額が必要になります。

床を張り替えるときの色ムラが気になるという理由で、入居者には関係のない部分の張り替え金額まで求められるケースもでは、かなり高い金額を支払うことになります。そのため、相場よりも高い金額を請求されたときや、見積もりに書かれた内容が曖昧なときには、管理会社や大家さん相談することが大切です。

 

床の傷を防止するためにできること

テーブルや子どもの机、イスなどの家具を設置するときには、クッション材を貼ると傷を予防できます。

テーブルやイスの脚は床に接する面が小さいので、負担がかかりフローリングに傷をつける可能性が高まります。そのため、頻繁に移動させる脚付きの家具にはクッション材を貼ってくか、カバーをつけると床に傷が付くことを防げます。

フローリングに傷が付かないように、マットやカーペットを敷く方法もおすすめです。マットやカーペットを敷いておけば、フローリングが隠れるので、傷が付きにくくなります。キャスター付きのイスやラックを置くときには、フローリングを保護するためにマットを敷いておくと良いでしょう。

また部屋のなかでペットを飼っている家庭でも、マットがあれば爪による傷を予防できます。

定期的に掃除をしてワックスを塗ることで、フローリングの傷を防止することが可能になります。ワックスはフローリングの表面を保護する効果があるので、傷や汚れを予防することができます。フローリングにマットやカーペットを敷きたくない人にはおすすめです。

C.i.P株式会社は、東京都練馬区を中心に原状回復やハウスクリーニングを承っております。当社は、スピード感のある原状回復を心掛けております。空室の期間をなるべく短くしたいオーナー様・管理会社様は、ぜひ当社におまかせください。

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