ー原状回復の手順を徹底解説!退去前に知っておくべき流れと注意点ー
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原状回復とは何か?基本的な考え方\
原状回復とは、賃貸物件を退去する際に「借りた当初の状態」に戻すことを指します。ただし、ここでいう「元の状態」とは新築同様に戻すという意味ではなく、通常の生活で生じる経年劣化や自然損耗を除いた状態に戻すことです。国土交通省のガイドラインにも示されているように、借主が負担すべき範囲と貸主が負担すべき範囲が明確に分けられています。借主は日常生活で発生した汚れや損傷のうち「故意や過失、通常使用を超えるもの」を中心に修繕する義務があるのです。
この原則を理解しておくことで、退去時のトラブルを未然に防ぐことができます。次のセクションでは、実際の原状回復の手順について順を追って説明していきます。
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原状回復の手順の流れ\
退去に伴う原状回復の流れは、大きく以下のステップに分けられます。
1. 退去通知を出す
2. 自分でできる範囲の掃除や修繕
3. 管理会社や大家との立ち会い
4. 修繕範囲と費用の確認
5. 敷金精算
この流れを理解しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
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退去通知を出す\
まず最初に必要なのは、賃貸借契約書に基づいた退去通知です。一般的には1か月前に書面または指定の方法で連絡する必要があります。通知が遅れると翌月分の家賃が発生することもあるため注意しましょう。
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自分でできる範囲の掃除や修繕\
退去前には、できる限り室内を掃除しておくことが大切です。特にキッチンや水回り、壁の汚れなどは印象を左右します。また、画びょうや小さな釘穴など、自分で補修できるものは市販の補修材を使って直しておくと良いでしょう。
ここまでが入居者が事前に準備できるステップです。次に立ち会い以降の手順を見ていきます。
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管理会社や大家との立ち会い\
退去日には管理会社や大家が部屋の状態を確認します。この際、壁紙の汚れや床の傷、水回りの状態などがチェックされます。立ち会い時には自分でも気になる箇所を説明し、どの範囲を負担するのか確認しておきましょう。
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修繕範囲と費用の確認\
立ち会い後、修繕範囲に応じて見積もりが提示されます。ここで重要なのは、通常使用による劣化まで請求されていないか確認することです。納得できない場合は国土交通省のガイドラインを根拠に交渉することも可能です。
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敷金精算\
最終的に修繕費用が敷金から差し引かれ、残金が返還されます。もし修繕費用が敷金を超えた場合は追加で支払うこともありますが、明細を必ず確認し、不明点は説明を求めるようにしましょう。
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原状回復で注意すべきポイント\
原状回復の手順を踏む際には、いくつか注意しておきたい点があります。
* 契約書の特約条項を確認する
* 敷金精算は明細を必ずもらう
* トラブルが起きたら第三者機関に相談する
特約条項には「退去時にクロスを全面張り替え」といった内容が含まれている場合があります。ただし、消費者契約法などの観点から無効とされるケースもあるため、不当な内容であれば相談窓口を利用するのも手です。
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まとめ\
原状回復の手順は、退去通知から始まり、掃除や修繕、立ち会い、費用精算へと進んでいきます。入居者が負担するのは「通常の使用を超える損耗や汚損」に限られることを理解しておけば、余計な費用を請求される心配も減ります。トラブルを避けるためには、契約書の内容を事前に確認し、立ち会い時にしっかりと説明を受けることが大切です。
これから退去を迎える方は、ぜひ今回ご紹介した手順を参考に、安心して原状回復を進めてください。
C.i.P株式会社は、東京都練馬区を中心に原状回復やハウスクリーニングを承っております。当社は、スピード感のある原状回復を心掛けております。空室の期間をなるべく短くしたいオーナー様・管理会社様は、ぜひ当社におまかせください。
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