ー初めてでも失敗しない!原状回復のサービス徹底ガイドー

原状回復のサービスとは
退去時に部屋やテナントを入居前の状態へ近づけるための一連の業務を指します。実際には「清掃」「内装補修」「設備復旧」「造作撤去」「廃材処分」など複数の専門作業が組み合わさり、物件の用途や契約内容に応じて必要なメニューが変わります。ここを理解しておくと、不要な作業に費用をかけずに最小コストで仕上げやすくなります。
清掃(ハウスクリーニング)
・キッチンの油脂汚れ、浴室の水垢・カビ、トイレの尿石、窓・サッシの砂とホコリを除去。
・換気扇やレンジフードの分解洗浄、ベランダ・室外機周りの洗浄を含むことも。
・“空室清掃”と“在宅清掃”で工程が異なるため、退去までの日程と併せて見積依頼します。
内装補修(壁紙・床・建具)
・画びょう跡や小穴のパテ補修、クロスの部分張替え、巾木や建具のキズ補修。
・フローリングの表面キズはリペア材での部分補修、広範囲はシート貼りや張替えで対応。
・カーテンレールやコンセントプレートの破損は交換の可否を確認。
設備復旧・動作確認
・照明器具、エアコン、給湯器、換気設備の動作確認。
・フィルターやドレン詰まりの解消、リモコン欠品の確認。
・必要に応じて簡易的な消臭・防臭処理を追加。
造作撤去・廃材処分
・棚・間仕切り・看板・ウィンドウフィルムなどの撤去と下地補修。
・産業廃棄物の分別・搬出・マニフェスト対応、共用部養生と搬出経路の調整。
・夜間作業や近隣配慮が必要な場合は別途費用が発生します。
居住用向けサービスの選び方
住居の原状回復は“見た目の印象”と“臭いの除去”が成果に直結します。面積の広い壁・床と、水回りの清掃品質で満足度が大きく変わるため、ここに配分を集中させるのが効率的です。
水回り特化パックの活用
・浴室の鏡ウロコ、排水トラップ、コーキングのカビ取りを重点化。
・キッチンはレンジフード分解+コンロの焦げ取り+シンクの水垢除去をセットで。
・トイレは便座ヒンジ部、換気口、壁の飛散汚れまで仕上げると臭気が残りにくいです。
部分補修・プチリフォーム
・クロス全面張替えは高額になりがち。汚れ分布が局所なら部分張替えを提案。
・床はワックスよりもリペア+洗浄で“清潔感”を確保しやすいケースが多いです。
・網戸の破れやカーテンレールの歪みは低コストで印象が向上します。
事務所・店舗向けサービスの考え方
業務用区画では、造作撤去・電気工事・設備の閉栓など工程が複雑になります。ビル管理規則と消防・衛生の点検スケジュールに注意し、着手順を厳密に設計しましょう。
原状復旧工事(造作撤去)
・OAフロア、間仕切り、天井開口、看板、什器の撤去と下地補修。
・アンカー穴やビス穴の補修、床タイルカーペットの入替。
・原状復旧図面があればそれに従い、なければ事前に“復旧範囲”の合意を取り付けます。
電気・通信・配管・看板撤去
・LAN・電話・分電盤の撤去/移設と通電確認。
・排気ダクト・グリストラップ清掃、給排水の閉栓・通水試験。
・袖看板・ウィンドウサイン撤去は近隣配慮の観点から夜間対応になることも。
料金形態と見積の見方
料金は「パック料金」と「実費精算(単価×数量)」の2系統が一般的です。安い見積に飛びつくと、当日の追加で総額が上がることもあるため、内訳と条件の確認を徹底します。
パック料金の注意点
・作業範囲(平米数・部屋数・設備数)の上限と、追加発生の単価を確認。
・夜間・早朝・駐車場・共用部養生・産廃費・搬出経路などの“条件費”の扱い。
・在宅/空室の違い、ペットや喫煙の有無による加算有無。
相見積り比較の軸
・同じ条件で依頼し「作業項目・数量・単価・合計」を横並び比較。
・“一式”表記は内訳開示を求め、写真付きで根拠を提示してもらう。
・保証(是正対応)、再訪の可否、追加費の上限ルールをチェック。
良い業者を見分けるチェックポイント
現地確認の丁寧さと、リスクの先出しができるかが品質の差になります。口頭説明だけでなくメールでの要点整理が早い業者ほど、当日の段取りや追加費用の抑制につながりやすいです。
現地調査・提案力
・汚れの原因特定→最小範囲の補修提案→代替案提示の流れがある。
・“全面張替え必須か?”を写真の分布で説明できる。
・管理規約・エレベーター予約・養生計画まで事前に確認。
契約・連絡の透明性
・作業前に「作業指示書」「工程表」「持込資材リスト」を共有。
・当日は“着手前→途中→完了”の写真報告がある。
・追加は書面(メール)で合意、口頭合意は議事メモで即日確認。
DIYとプロの使い分け
すべてを業者に任せる必要はありません。軽微な清掃や小補修はDIYで十分ですが、下地に影響する作業や高所・電気・配管はプロへ任せるのが安全で結果的に安く済むことが多いです。
DIY向き/プロ向きの線引き
・DIY向き:水回りの通常清掃、画びょう跡のパテ埋め、シリコン目地のカビ取り。
・プロ向き:広範囲のクロス張替え、フローリング張替え、電気・配管、看板撤去や高所作業。
・DIYは“やり直しコスト”を想定し、無理はしないのが鉄則です。
よくある質問(一般的な考え方)
個別事情は契約と現況の確認が前提です。ここでは一般的な整理を示します。詳細は管理会社や専門業者の指示に従ってください。
敷金と原状回復サービスの関係は?
・敷金は精算時の原資であり、どの作業が敷金の範囲かは合意内容で決まります。
・自然損耗・経年劣化は貸主負担となることが多く、借主は故意・過失部分の補修負担が中心です。
・見積と写真で“どこまでが借主負担か”を可視化しておくと揉めにくいです。
スケジュールはどのくらい前から?
・繁忙期(3〜4月)は2〜3週間前の予約が安全。
・造作撤去を伴う店舗は1か月以上前から工程設計が必要なことも。
・退去立会い日は複数候補を提示し、鍵返却や清掃完了との整合を取ります。
まとめ:最小コスト・最大満足のサービス選び
重要なのは、①必要な作業の切り分け、②相見積りの比較軸の統一、③契約・写真・工程の“見える化”です。住居は水回りと壁床、業務用区画は造作撤去と設備復旧を軸に、範囲と順序を明確化しましょう。過剰な全面更新を避け、部分補修と清掃品質で“費用対効果の高い原状回復”を実現できます。
C.i.P株式会社は、東京都練馬区を中心に原状回復やハウスクリーニングを承っております。当社は、スピード感のある原状回復を心掛けております。空室の期間をなるべく短くしたいオーナー様・管理会社様は、ぜひ当社におまかせください。
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